日立のWOOOのエントリー・モデル(ググればすぐに分かることなので、個名を挙げます)は裏番組録画機能がありません。商品コンセプトがいまいちピンと来なかったので、考えてみました。
まずは、WOOO単体で使用する場合について考えてみます。
TV番組を録画する場合、その番組を視聴しながら録画する場合と、それ以外の場合があります。視聴しながら録画する場合は、その番組をコレクションしたい場合でしょう。それ以外の場合は、他の番組を視聴しているので、裏番組を録画する場合と、在宅していないなどの理由で視聴できないので録画する場合があるでしょう。
裏番組録画ができないWOOOの用途は、コレクション目的の録画と、不在時録画に限られます。しかし、WOOOの録画メディアはiVDRというリムーバブル・ハードディスクです。コレクションのための長期保存にはDVDやブルーレイなどのディスクの方が適しているでしょう。
よって、WOOOの録画機能は実質的には、不在時録画に絞ったものとなります。
次に、WOOOとレコーダを組み合わせて使う場合を考えてみます。
この場合、考えられるWOOOの録画機能の活用方法は、以下の2通りです。
①WOOOで裏番組録画+レコーダでコレクション目的録画(*)
②WOOOで不在時録画+レコーダで不在時録画
いずれもあまり頻度が高いニーズとは思われません。特に②については、W録画が可能なレコーダであれば、WOOOの利点は活きてきません。(WOOO+W録画レコーダで不在時3番組録画ができますが、そんなニーズはごく僅かでしょう。)
以上より、どうやらWOOOの録画機能の目的はどこか他にあると思われます。
その候補として挙げられるのはiVDR(及びそれに含まれるハードディスク)の普及促進です。
続きは、明日に。
(*) 未確認ですが、WOOOで録画しながら、入力ソースをレコーダに切り替えることが出来ると前提しています。
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